メンヘラは甘えではない。なぜなってしまうのか、向き合い方とともに考える
目次
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メンヘラとなってしまう原因について解説した記事です。
解説
社会はメンヘラに対して厳しいが、メンヘラを作っているのは社会である
自分勝手で情緒不安定なメンヘラを誰もが嫌います。「メンヘラは地雷」という言葉通り、メンヘラと関わってしまうと非常に疲れてしまい、最悪自分までメンヘラになってしまうこともあります。
メンヘラになってしまうのは、負の感情を誰かしらから引き継ぐからです。それが親だったり、学校の同級生だったり、親せきや赤の他人、様々です。
感情というものは周囲に影響を与えるもので、嬉しい気持ちもつらい気持ちも他者に伝わります。
怒り、悲しみ、痛み、我慢などあらゆる否定の感情を他者から浴びせられて育つことにより、メンヘラという存在が作られます。
メンヘラは嫌われて当然ですが、そのメンヘラを生み出しているのは社会であることもまた事実です。
なぜメンヘラになる?
メンヘラは社会のあらゆる負債を一身に背負わされた哀れな存在
アルコール中毒や世間体ばかり気にする親、借金まみれや暴力で解決しようとする親、自分の思い通りに操ろうとする毒親の元で育つことで、メンヘラの心が育まれていきます。
親に逆らわないように自分の気持ちを抑え続けることによって、その抑え続けた負の感情が負債となって、ある日メンヘラと化します。
「私は今までこんなに頑張って、たくさん我慢をしてきた。だから誰よりも自分に優しくしてほしい。素の自分を受け入れてほしい。」と周りに求めるようになります。
また親に限らず、学校になじめず同級生から虐められたり、社会に出てもパワハラに苦しめられたり、クズ男(女)に搾取され続けられたりなど、あらゆる負の感情を他者から受け継いでしまうことによって、メンヘラとなってしまいます。
結局のところ、否定の感情という負債を誰かしらに背負わされた存在がメンヘラであり、その負債を誰も引き継ぎたくないから嫌われるのです。
だからこそメンヘラは孤独のままだし、誰かに愛されたいという欲求もますます強まります。そして支配という形でしか愛せなくなります。
毒を吐く人間が近くに居続けている限り、メンヘラはやめられない
上記で解説したように、何かしらの否定の感情を与え続ける存在がいる限りは、メンヘラをやめることはできません。
親に暴力を振るわれたり、怒鳴られたり、自分のことを否定しかしない場合は、どんどんとメンヘラが深まっていくだけです。
毒を吐かれている期間が長いほど、メンヘラから抜け出すための期間もまた長くなります。
また社会的地位を築くまで我慢し続けたメンヘラの場合は、今の地位を捨てるぐらいの覚悟がないとやめることは難しいでしょう。
親や周囲の人間からの世間体を恐れて我慢し続けることが、メンヘラというこころの供給エネルギーとなっているからです。
向き合い方
自分には運がなかったことを受け入れることから
親に問題があったり、学校に適応できなかったりなどは、本人の責任ではありません。親から引き継いだ性格だったり、親が子に与える悪い影響によるものだからです。
しかしだからと言って、メンヘラ自身が何も変わろうとしなければ、ずっとメンヘラのままです。
本人の責任ではないと書きましたが、根本的な原因を突き詰めるとしたら、「本人の運がなかった」ことが原因です。
自分は他者に比べて運がないことを認め、その上でどう苦しまずに生きていけるかを追求する。
そうすることでメンヘラという気持ちから抜け出すための一歩を踏み出せます。
孤独は怖いことではないと感覚を慣らしていく
メンヘラの特徴の一つとして孤独を嫌いますが、生物として生きている以上は誰しもが孤独です。
みんな自分のことしか考えられないし、脳から出てくる快楽物質を得るために日々行動し続けています。
「ひとりぼっちは嫌だ。」と恐れるよりも、みんな独りなんだから気にすることはない、と切り替えてみてはどうでしょうか。
すぐに孤独を受け入れることは難しいでしょう。少しずつ、少しずつ時間をかけて感覚を慣らしていくことで孤独を受け入れることは可能です。
自分のことを悪く言う環境から逃げる
否定の感情を与えてくる人間がいる限り、メンヘラをやめることはできません。
否定してくる人間に立ち向かうというのも一つの手かもしれませんが、立ち向かった後には心がボロボロになって再起不能になる可能性もあります。
なので、最も安全な手段として「逃げる」を選択することで、メンヘラを確実に卒業することができます。
自分の事を悪く言う人たちがいなくなり、自分の思うように生きることができる。それだけで心の平穏を得ることができ、メンヘラな思考からも解き放たれます。
悪意ある人間とは関わらない。そうすることでメンヘラという心も消え去るようになります。
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